大きなおもちゃ箱。
床に散らかる細かなおもちゃ。

際限なく増えていくおもちゃの山。

オシャレでなくてもいいから片付いたお部屋にしたい、という気持ちを抱えたまま「子どもがいたらこんなものだよね」と、これまでは自分たちに言い訳をしていました。

これ、ママニュー編集部八木の正直な気持ちです。
同じような気持ちの読者の方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな私の何とも言えない気持ちを正直に、整理収納アドバイザー「ヒバリ舎」の内山ミエさんに聞いていただきました。

内山さんは、テレビや雑誌のお部屋づくり特集などで活躍されていて、『モノを探さない部屋づくり』や『「めんどくさい」がなくなる部屋づくり』といったきれいなだけでない、暮らしやすいお部屋づくり術の本も出版されています。

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キレイなだけではない、暮らしやすいお部屋づくり。
小さな子どもがいる我が家でも可能でしょうか?

内山さんに聞いてみます。

諸悪の根源はよくある『おもちゃ箱』だった

「それ!その『おもちゃ箱』!それがそもそも諸悪の根源なのですよ」と内山さんは語ってくれました。

編集部八木:
「やっぱり、私みたいにおもちゃ収納で困ってるママって多いですか?

つい、大き目の箱に入れちゃうんですよね。
なんか、まとめておけばいいか、と」

内山さん:
「みんな『おもちゃ収納』というと、プラスチックで透明な蓋つきの大きな箱だったり、木箱とかワイヤーの大きなかごを使いますよね。 仰る通り、どうやって片付ければいいかよくわからないから、とりあえず、どさっと大きい箱やかごに入れちゃうのですよ。

でも、その状態で”下の方に入ったおもちゃ”は見えますか?
特に子どもの目線から。

『あのおもちゃで遊びたいな!』と子どもが思っても、おもちゃ箱を見たとき、目的のおもちゃがすぐ見つけられません

だから、ひっくり返して全部出してしまう」

編集部八木:
「私たちからすると『またこんな散らかして』と思いますが、子どもからすると『あれで遊びたかっただけなの~』と理由があるのですね。しかも、その原因を作っているのは私たち親だった」

内山さん:
「そうです。子どもからすると、目的のおもちゃをとるために障害となる他のおもちゃをよけただけですから。

それと『出したものを片付けなさい』と言われても、出しすぎた膨大な量のおもちゃを目の前にすると脳が処理能力のキャパをオーバーしているので、フリーズ状態になります。
簡単に言うと片づける気力が出ないのです

結果、子どもはおもちゃを持ってフラフラ行ったり来たり。なんとなく片付けてるよ感を出して、さらに親が怒っての繰り返しです」

片付けられる環境を整えること


内山さん:
「子どもがその時に遊びたいおもちゃは1個だけなのですよね。

でもそれが見つからず、ひっくり返してはママに怒られる。この悪循環が起きてるのは『片付けられる、片付けやすい環境が整っていないから』だと思います」

編集部八木:
「環境とは、場所でしょうか?」

内山さん:
「例えば、保育園・幼稚園、児童館とか子どもが遊ぶ場所を思い出してください。棚を使って収納していませんか?

しかも、ラベルや写真で何をどこにしまえばいいのか、きちんと示してあります

編集部八木:
「たしかにそうですね!では、もしかして箱じゃなくて」

内山さん:
「そう、基本は棚収納がいいですね。
そして棚の周りにラグを敷くなどして子どものコーナーを作りましょう

棚におもちゃを収納していくときは『どの位置が子どもにとって取りやすいかな』と考えて場所を決めていくといいですよ」

<子どもコーナーの作り方をもっと知りたい方へ>

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家族みんなが納得できるルール作りが大事

内山さん:
「通常、おうちの中ではあまりルールを設定していないと思います。
あるとしても「親が勝手に決めたルール」ではないでしょうか。

私も過去やってしまっているのですが、ママだけが使いやすいとか、パパだけが納得するルールでは、家族は誰もついてきてくれません。

ましてや、子どものおもちゃですからね。
子どもが使いやすい、片付けしやすいのが一番ですね

それと、親が勝手に決めたルール、その時の気分とか感覚で決めていませんか?
そうすると、昨日と今日で言っていることが違う、ママとパパで違うなどがあり、無秩序ですよね」

編集部八木:
「思い当たる節が多すぎます。よく『特別だよ』と言って許しちゃう、ゆるゆるルールですね」

内山さん:
「なので、きちんと子どもと、ママ、パパ、家族全員できちんと話し合ってルールを決めていくことが重要です。

それも、複雑なものではなく、シンプルなものですよ。ルールがママたちの負担になってはいけませんから」

増え続けるおもちゃは「量を一定にする」

内山さん:
「それと、片付かない原因の1つに、おもちゃの量が多いというのがありますね。

おもちゃって親戚やご友人からもらったり、外にご飯を食べに行くとキッズメニューにはおもちゃがついていたりして、本当に親の意志とは無関係にいつの間にかどんどん増えます。

もちろん、親が買うモノもありますが、子どものモノを管理するというのは難しいですよね。

親からすると『これ使ってないから捨てよう』と思っても、子どもにとってはすごく大事だったり、子どもの年齢によって遊ぶおもちゃも随分変わります。

我が子が使わなくなっても『他の子にあげよう』と減らせないまま、さらに増え続けていきます。

その増え続けたおもちゃを全部同じ場所に収納しようとするから大きなおもちゃ箱が必要になってしまい、遊びたいおもちゃがすぐ出ない収納ができあがってしまいます。

なので、おもちゃの量を一定にする必要があるのです。」

編集部八木:
「一定量というと、不要なおもちゃを捨てるということでしょうか?」

内山さん:
「最終的には捨てるモノもありますが、まずはおもちゃを定期的に分類してあげることが重要です。

おもちゃは、

  • 子どもがその時気に入っていて1人でも遊べるおもちゃ=1軍おもちゃ
  • ママ、パパと一緒に遊ぶおもちゃ=特別おもちゃ
  • 誰かにあげる、下の子が使う、大きくなってからのおもちゃなど=保管おもちゃ
  • その他、細かいおまけのおもちゃ=処分おもちゃ

と、分けていくことができます。

中でも特に重要なのが「一人で遊べるもの」ですね。私はこれを、1軍おもちゃと呼んでいます」

子どもと親、どちらのストレスにもならない「おもちゃ収納」

内山さん:
「保育園に行ってる子だと、おうちに帰ってから遊ぶ時間って1時間もないんですよ。帰ったらご飯食べて、お風呂入って、本とか読みながら寝るってリズムだと思います。

ママも帰ってきて時間がない中、お料理や洗い物などやらないといけませんし、そういう時は手が離せません。
そんな時に子どもから『ねぇママー!これで一緒に遊んで~』と言われても、できないですよね。」

編集部八木:
「そうですね。『ごめんね、ちょっと待ってて。ママこれ終わったら行くから、一人で遊んでて』とよく言っています」

内山さん:
「そんなときに、スタメンおもちゃが目の前にあると、子どもに何か言わずとも、そのおもちゃを出して一人で遊んでくれます

なので、スタメンおもちゃは必ず子どもの出しやすい位置にあるようにするといいですね」

内山さん:
「そして、私が『特別おもちゃ』と呼ぶおもちゃ。プラレールやカードゲームなどのように大人が介入しないとうまく遊べないおもちゃのことをこう呼んで1軍おもちゃとは区別しています。

こうしたママやパパの手を借りないと遊べないおもちゃが目の前にあると「ママ〜!パパ〜!」と声をかけてきます。

夕方の忙しい時間にこれをされちゃうと困りますよね。

これを無くすには、子どもの「習慣に拘る特性」を利用するのが良いです。

習慣に拘る特性とは、例えば『自分の椅子はコレだからこの椅子に座ってご飯を食べる』みたいに、いつも決まった行動をとりたがることです。

なので、小さいころからプラレールなど『特別なおもちゃ』は、『これはパパがいるときに遊ぶもの』といった習慣として刷り込ませちゃうのです。

この特別おもちゃはスタメンが置いてある棚とは別の大人が出さないと取れない場所に収納しておきます。
『パパがお休みの時に遊ぶおもちゃだよ』と声がけをして、ルールはきちんと親も守るようにします。

親の気分でコロコロ変えないようにしてくださいね。
習慣がきちんとついていれば『これはパパがいる時に遊ぶおもちゃだよ!!』と子どもの方が言うようになりますよ」

内山さん:
「あとは『誰かにあげようと思うもの』や『まだその子の年齢的に遊ばせるには早いな』といった、今子どもが遊ばないおもちゃはまた別で『保管おもちゃ』と呼んでいます。

『保管おもちゃ』は『特別おもちゃ』とは別の場所に収納します。頻繁に出すものではないので納戸や押し入れの天袋などが最適です」

内山さん:
「あと、ご飯と一緒についてくるおまけのおもちゃとかですけど、その時だけ遊んで適当に「ポイっ」としていることありますよね。

そういうおもちゃは、むしろ小さめの箱を用意して『この箱に入るだけにしようね』と、習慣づけてみましょう。

さらに定期的に子ども自身に見直しをしてもらうといいですよ」

子どもが自分で動くのが大切

子どもには子どもなりの理由があって行動しているということがわかり、今までは私の気分や感覚でいろいろ押し付けてしまっていたのですね。

子どもの遊びやすい、片付けやすい環境を整えるだけで、毎日イライラしていたのが嘘のようなストレスフリーな暮らしになりそうです。

おもちゃも勝手に増えてるように思っていましたが、実は「片付けルール」が設定されていない環境だからとは。

環境が整えば、子どもは自然と片付けも、取捨選択もできるようになる。
今日から実践しちゃいます!


▼今回お話を聞いたマイスターさん

内山ミエさん/ヒバリ舎

<ライフスタイルデザイナー>

ワンオペ育児と家事で体調を崩したことをきっかけに、整理収納アドバイザーとして2014年から活動を開始。

その方それぞれのライフスタイルに合った、機能性と”気取らない美しさ”を提案している。

ママニューとのコラボメニューを掲載中です♡


もくじ

第1話(6月12日)
おもちゃが散らかりにくい部屋づくり。


第2話(6月28日)
子どもが自分でお着替えをしたくなる部屋。


第3話(7月16日)
プリントや子どもの作品の山をストレスフリーに片付ける。


第4話(8月21日)
家族も使いやすい収納で、自分も料理と食材管理が楽になるキッチンづくり。


第5話(9月5日)
使っていない食器類とお別れして、おしゃれで使いやすい食器棚に。

整理収納といってもご家庭によって方法は千差万別です。
「うちではどうするといいのだろう」と気になった方は、片付けのプロに相談してみると、悩んでいたことがあっという間に解決することもあります。
1度試してみてもいいですね。

プロへの依頼を悩んでいる方へ

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