いつの間にか増えていく食器や、わが家に合わない立派な花瓶。

いただきものだから、使うのがもったいないという理由で捨てられないお皿も1枚や2枚ではありません。

このまま増えていくのを黙って見ておくしかないのでしょうか?

整理収納アドバイザー「ヒバリ舎」の内山ミエさんに、無駄に増えすぎた食器類と上手にお別れして、使いやすく見栄えもいい食器棚する方法について聞いてみました。

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角が立たない一言「褒められたので、差し上げました」

編集部八木:
「先日実家に帰ったときに立派な大皿と花瓶を持たされたのですが、あまり好みではなくて困っています。戸棚の奥にもまだまだ眠っているお皿や茶器セットがたくさんあります。どうやって整理すると良いでしょうか」

内山さん:
「いただきものなど使っていない食器類がなかなか処分できず、悩む方は多いですね。

特に結婚、出産などイベントごとにお皿や茶器、調理器具、花瓶などが増えていきます。

しかし、これらの食器は使いづらいと思っても『いただいたものを捨てたら怒られるかな』と思うと捨てられないですよね」

内山さん:
「でも実は、あげた時点でその方は満足しており、あげた事実を忘れてしまっていることが多いものです。だから『ありがとう』と言って、もらったらあとは自由でいいと思います。

フリマやリサイクルショップに売るのもいいでしょう。もちろん処分してもかまいません。

贈り物をいただいたときには、モノではなく『気持ちをいただいた』と考えると少し気が楽ではありませんか?」

編集部八木:
「記憶力がいい方だと、売ったり処分した後、何か言われそうで心配です」

内山さん:
「大半の方が覚えていないと思いますが、万が一処分したあと『あれどうした?』と言われたら、『友人に、これすごくいいね! と褒められたので差し上げました』と言って乗り切りましょう。

あげた側が良いと思って渡したものが、別の人からも褒められて、欲しいと思われたのなら『そうでしょ!本当にいいものだからね』と気分もよくなり、角も立ちません」

「もったいない」に縛られないで

内山さん:
「整理収納の基本は『使っているモノ、本当に必要なモノ』を残していくことです。

その戸棚に眠っている食器類、『もったいない』という気持ちからとっておこうしていませんか?」

編集部八木:
「高価そうな食器や花瓶だと、なんだか使うのも処分するのも『もったいないな』と思ってしまいます」

内山さん:
「モノを粗末にしない、無駄にしないという『もったいない』精神はたしかにすばらしいものだと思います。ですが、『もったいない』とは、1つのモノを大事に、長く使うことが本来の意味です。

食器だけに限らず、基本的にモノは『使うため』にあります。それなのに『使うのがもったいない』というのは、なんだかおかしな話ですよね。

もしご自宅に使われないまま戸棚の奥にずっと眠っている食器や花瓶などがあり、今後も使う気がないのならば、きちんと使ってくれる方のところに渡るようにする。それが『無駄のない、もったいなくない使い方』ではないでしょうか。

今は宅配での買取サービスやフリマアプリなどもたくさんあり、使いたいと思ってくれる方と手軽に出会えるようになりました。こうしたネットなどを活用して、モノを活かす方法も試していきましょう」

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一式にこだわらず、使う状況を想定して選ぶのがコツ

編集部八木:
「食器と言えば、夫婦がお互い独身の頃に使っていたお皿や茶わんなど、だんだんと使いにくくなって来たり、肝心な時に足りない場合があります」

内山さん:
「実際、4人家族なのに家族分そろっておらず、2枚ずつしかない、大きさもバラバラなどもよくある事例です。その多くが結婚前から使っているものや親御さんからもらった夫婦茶碗などの2組になっているものをなんとなく使い続けているから、という理由が大半ですね。

まずはそのご家庭のライフスタイルやご家族の好みなども合わせて食器を揃えていきましょう」

編集部八木:
「やはりブランドやシリーズで揃えた方が片付けやすく使いやすいのでしょうか?」

内山さん:
「よく『このブランドがおすすめですよ』と言われると、一式をセットで揃えてしまう方も少なくありません。しかし、全部使いこなせるかというと、いまいち使い勝手が良くない場合もあります。

ブランドやシリーズで揃えることにこだわらず、自分がどういうときにどういうものが欲しいのかを考えて揃えることが大切です」

内山さん:
「例えば、私の気に入っているモノのひとつに野田琺瑯の保存容器があります。

琺瑯なので、直接火にかけられそのまま保存もできる点や、容器に直接ホワイトボード用のペンで文字を書ける点などが好きなのですが、『絶対、野田琺瑯じゃなきゃ嫌だ』というわけではありません。

琺瑯素材は火にかけられるほど頑丈ですがその反面、重くて持ち運びにはあまり適していません。また、電子レンジでは使えません。そうした理由から、娘のお弁当にはジップロックのコンテナーを使うなど、状況に合わせて選ぶようにしています

ブランドやシリーズで揃えることだけにこだわるのは、見た目だけキレイに整えることと同じです。そうではなく、自分が本当に必要なモノは何かを考えて食器や保存容器を選びましょう

基本知識だけでは整理収納は難しい

内山さん:
「適正な枚数や食器の種類には基本があります。ですが、基本はあくまで基本なので家族の年齢や好み、料理が好きか嫌いかなど、ご家庭それぞれのライフスタイルも考えて食器を揃えることが重要です。

書籍や雑誌などで情報はたくさん得られますが、それらの情報は一般的なことや一部の例しか書かれていません。

そうした基本知識をもとに、ご自身でベストなモノを探っていくのも良いと思いますが、忙しいママ・パパにそのような時間はありませんね」

編集部八木:
「では、どうするとより早くベストな状態にできるのでしょうか」

内山さん:
「やはり実際に体験していただくのが一番の近道ですね。

整理収納は、きちんと研究し尽くされた分野です。
例えば、保存容器に『容量◯◯ml』と書かれていても普通の方はピンとこないですよね。容量だけではなく、形も何がどのような状況に適しているのか、わかりにくいです。

そうした基本知識と現場で得た豊富な経験を持ち、各家庭の正解をパッと導き出せるのが私たち整理収納アドバイザーです。

アドバイザーさんによって、提案方法に違いはありますが、ヒバリ舎では『捨てなさい』や『こうしなさい』といった提案はしていません。

そのおうちに住んでいるのはお客様で、私ではありません。お客様が思う『こうしたい、こうなりたい』という理想のお部屋づくりをサポートするのがヒバリ舎のスタイルです。

無駄な物を買って失敗し続けているな、本や雑誌でいいなと思ってもどこから手を付けたらいいかわからない、という方は一度相談していただくとスッキリ解決できますよ」

ヒバリ舎、内山さんに相談してみる

子どもの食器は専用コーナーでお手伝いしやすい環境づくり

編集部八木:
「意外と収納に困るのが子ども用の仕切りのついたプレート。子どもの食事を用意するのに便利ですが、他の食器と重ねて収納ができないため、処分しようか迷っています」

内山さん:
「大人の食器と一緒なため、収納しづらいのであれば、他の食器とは混ざらない子ども専用の食器コーナーを作ってあげるといいです。

その際、子どもが取り出しやすい位置に食器棚を作ってあげると『今日はハンバーグですよーお皿出してくださーい』と、子どももお手伝いできます。

子どもたちはお手伝いが大好きなので、子どもの収納を考える時にはお手伝いさせてあげられる環境づくりも合わせて考えてみてください」

内山さん:
「あと、お客様にはこどもの食器も陶器やガラスなど落としたら割れるモノを使うようにアドバイスしています。

プラスチックの食器ですと落としても割れないので「乱暴に扱っても大丈夫」と思うようになってしまいます。『乱暴に扱うと割れてしまう』という経験も大切です。

安いもので構いませんので、陶器やガラスの食器を用意してあげてくださいね。

また、お箸やスプーンもプラスチックではないものを用意してあげましょう。

自分に置き換えてみるとわかると思うのですがプラスチックの箸やスプーンで食べると美味しくないですよね?

こういった細かな部分もきちんと考えてあげたいですね。

子どもの成長に合わせて、食器も少しずつ見直していきましょう」


捨てられない食器のことでずっと悩んでいたのがすっかり解決しました。
てっきり「捨てなさい」と言われるだけだと思っていましたが、そうではない解決方法もあったのですね。

しまいにくいと思っていた子どもの食器も、お手伝い促進できる収納にするというのは良いですね!

無理に捨てるだけが整理収納ではない。

必要なモノとそうではないモノ、上手に取捨選択して使いやすくておしゃれな食器棚を実現したいと思います。


▼今回お話を聞いたマイスターさん

内山ミエさん/ヒバリ舎

<ライフスタイルデザイナー>

ワンオペ育児と家事で体調を崩したことをきっかけに、整理収納アドバイザーとして2014年から活動を開始。

その方それぞれのライフスタイルに合った、機能性と”気取らない美しさ”を提案している。

ママニューとのコラボメニューを掲載中です♡


もくじ

第1話(6月12日)
おもちゃが散らかりにくい部屋づくり。


第2話(6月28日)
子どもが自分でお着替えをしたくなる部屋。


第3話(7月16日)
プリントや子どもの作品の山をストレスフリーに片付ける。


第4話(8月21日)
家族も使いやすい収納で、自分も料理と食材管理が楽になるキッチンづくり。


第5話(9月5日)
使っていない食器類とお別れして、おしゃれで使いやすい食器棚に。


第6話(9月25日)
片付けしやすく、いつでも居心地の良いリビングづくり。

整理収納といってもご家庭によって方法は千差万別です。
「うちではどうするといいのだろう」と気になった方は、片付けのプロに相談してみると、悩んでいたことがあっという間に解決することもあります。
1度試してみてもいいですね。

プロへの依頼を悩んでいる方へ

ママニューでは、整理収納アドバイザー作り置き代行出張撮影カメラマンなど、素敵なマイスターさんたちをご紹介しています。

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