おしゃれじゃなくてもいいから、すっきりした部屋で暮らしたいのに、うまくいかない。

でも頑張りすぎて疲れちゃった。
子どもがいたら、こんなものなのかな………

整理収納アドバイザー「ヒバリ舎」の内山ミエさんに、そんな私たちにもできる「頑張らなくてもできる暮らしやすい部屋づくり」についてお話を伺ってきました。

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前回の記事はこちら

パワハラ上司のようにルールを押しつけていた過去

編集部八木:
「内山さんが提案する暮らしやすいお部屋ってオシャレですよね。やっぱり以前からきれいなお部屋づくりをされていたんですか?」

内山さん:
「たしかに、この仕事を始める前からきれいに整えてました。
でも、それは自分だけが使いやすくて、見栄え良くするために整理してあったんです。

今、整理収納に興味のある方が増えてきてて、おそろいの収納ケースをズラッと並べたり、調味料を全て詰め替えてしまうなど見た目だけを整えている人も多いと思うんですが、その大半の人は『オシャレなんだけどなんだか使いづらい』といった、暮らしづらいお部屋になってしまっているんですよ」

編集部八木:
「きれいでオシャレだったらいい、というわけではないんですね」

内山さん:
「そうなんですよ。
それと、自分が使いやすいだけだと、他の家族にとっては息苦しい生活になりますよね。

実際、過去の私も、夫や娘に対して『ここにこうやって場所作ったから、こうやって片付けてね』と、ルールを押しつけてたんです。

夫や娘にしてみれば、私が勝手に決めたルールでは難しかったようで、ふと後ろを振り返ったら、実は誰もついてきてなかったんですよ。

そして、結局は私ひとりで頑張りすぎて大変って状態になってしまったんです」

編集部八木:
「確かに、ママだけがどこに何を片付けてあるかわかってる、というご家庭は多いですよね。『ママ~あれどこ~?』という会話もよく聞きます」

内山さん:
「そうですね。私も皆さんと同じように『私だけがどこに何があるかわかっている』という環境にしてしまっていたんですね」

内山さん:
「しかも、家族のことを考えない独りよがりの収納方法なのに『なんでこんな簡単なことができないの?』『昨日も言ったじゃん!』とかパワハラ上司のごとく、夫や娘に詰め寄っていたんです。

例えば、夫は帰ってきて部屋着に着替えるんですが、着ていたシャツを脱いだら床にぽいっとしてしまうんですよ。
もう15年くらい『ちゃんと洗濯かごに入れてきて!』と言い続けてたんですけど、まったくできるようにならなかったんですね。

仕方なく、毎回私がしゃがんで手で持って洗濯かごに入れてたんですけど、時々いじわるして、夫が脱いだものをしばらく拾わないでそのままにしておいたんですよ。

拾わずにおいたら、自分で持って行ってくれるかな、と思ってやってみたんですけど……」

編集部八木:
「なんとなく、そのまま積みあがりそうですね……」

内山さん:
「その通りです。置きっぱなしでどんどんその層が増えていくだけだったんですよ。そうしてまた『なんでできないの!』ってパワハラ上司の私が詰め寄っての繰り返し。

でも、夫は私がそうやってパワハラ上司みたいに言うと『ごめんね、明日からちゃんとやるね』と言うんですよ。

それで翌日、やっぱりできてない。そしてまた私は怒るんです」

内山さん:
「夫に当時のことを聞いてみたことがあったんですけど、私がやってほしいと言うことに対して、毎回『そんな複雑なことできるわけないじゃん』と思っていたそうなんです。

言ってよ、とも思ったんですけど、当時の私では夫の声に耳を傾けられるほど、余裕がなかったんですね。

それと、もし夫ができないことを言ってくれたら今度は『じゃあ、どうやったらできるの?』って議論になると思うんですが、これがまた難しくて……。

本人がどうして片付けできないのか原因をわかっていないので、『僕はこうやるとできる』『僕はこうしてほしい』といった発想ができないから、黙ってしまったんでしょうね」

できない原因は観察して見つける

内山さん:
「うちの夫みたいに、片付けができないという人の大半は、なぜできないのか原因がわからないんですよ。

なので、私は夫の行動を観察してみようと思ったんです。
それと私が『何に対してイラっとするのか』も分析してみたんですね」

編集部八木:
「観察と分析ですか。まるでお仕事みたいですね」

内山さん:
「通常のお仕事と一緒ですよ。
お店なんかも、ユーザーの行動を観察して、分析して、ちゃんと誰もがわかりやすく、使いやすく配置していくでしょう?

デザインにしても一緒で、ちょっと使いづらいWEBサイトとかあるじゃないですか。
そういうところのサポートとかに問い合わせると『ココに書いてあるんでこうしてください』みたいに言われたりしません?」

編集部八木:
「ありますね……。最初からもっとわかりやすくしといて、と思います」

内山さん:
「そうなんですよ。
仕事だったらユーザーが使いやすいようにその人の課題を解決していくはずなのに、家庭でそれができていない人が多いんです。

過去の私もそうですが、家族というユーザーを置き去りにして『これでわかるでしょ?』『できないの?』って言ってしまうんですね。

WEBデザインをしていたので、整理収納に関して学んだ時に『あ、仕事と同じだ』と思ったんですね。
それで、じゃあ、仕事と同じやり方で解決してみようと考えたんです」

内山さん:
「そこで、先ほどの『夫は脱いだ服を床にポイっとしたままで洗濯かごに入れない』の話に戻りますが、私がイラっとするポイントは床に衣類が落ちていること、その汚れた衣類を直接手で持つこと、そして、しゃがんで拾うことだったんですね。

なので、まずは床に落ちてるという状況をなくそうと思いました。
そこで、置いてるのがこちらのバケツです

内山さん:
「着替えスペースにこのバケツを置いてみました。

夫からすると、床にぽいっとするのも、バケツにぽいっと入れるのも同じ動作ですし、私からすれば、汚れた衣類を直接持つことなく、さらにはしゃがまなくてもスッと取れるので、このバケツに入ってるだけでイライラしないんですよ。

むしろ、『入れてある!すごい!』って夫をほめてあげられるんです。

今まで習慣になっていないことを、突然全部ぴしっときれいにやれって言われても、大人だって疲れちゃいます。

だから、ルールを無理に押しつけてもできるようにはならないんですよ。無理にやらせるよりも、お互い擦り合わせて、納得できるポイントを探すのが大事ですね。

楽にきれいにできる仕組みさえ作ってしまえば、家族みんながお互い気持ちよく過ごせますよね。

たとえば、我が家では私はパンツをハンガーに掛けてしまうけど、夫はくるくる丸めてしまえるようにしているとか。

ハンガー自体も、私は滑りにくくて薄いMAWAハンガーが好きなんですが、夫はシャツの袖を引っ張って取りたいので、よくあるツルツルしたハンガーを選ぶといったように、その人の使いやすいもの、片付けしやすい方法を選んでます

子ども目線で環境を整える

編集部八木:
「その人にとって使いやすいってとても重要ですね。ところで、子どもの身支度について悩んでいるママやパパは多いと思うんですが、子どもが着替えを進んでできるようにするにはどうすればいいでしょうか?」

内山さん:
「子どもは散らかしたいわけじゃないし、モタモタしたいわけじゃないんですよね。例えば、『この服が出したかったんだけど、うまく出せなくて他の服も出しちゃった』とか。

おもちゃ収納の時と同じで、環境がそうさせてしまうんですよね

環境を整えておけば服も選びやすいからモタモタせずに身支度できるし、帰宅後もきちんと片付けられる子になりますよ」

▶身支度ロッカーの実例

内山さん:
「子どもがお着替えできる環境を整えるためには、身支度ロッカーを作ってあげるのが効果的なんですよ。

ポイントは2つ。

まずは、子ども目線で明確に場所を分けること。

子どもと大人、それぞれのモノが曖昧に混ざってしまうと、子どもは勝手に取り出して散らかしてしまう。『ここがあなたの場所』とはっきり分けられる専用のロッカーを用意してあげましょう。

次に子どもが選びやすい、手が届きやすいことです。

便利なのがユニット型のシェルフやラック。上にバーがあってハンガーやフックを掛けられて、下が引き出しになっているタイプが便利です。

子どもの手が届くように、バーは低めに設定してあげるとよいですね。

子どもがお着替えや片付けに手間取るのは、おもちゃ収納の時と同じく環境が原因なんですよ。もちろん、忘れちゃいけないのがママやパパも環境という名の先生ということ

そして、自分だけがわかる、自分で勝手に決めたルールを家族に押しつけても、できなかった時のイライラだけが残って、片付かないんですね。

きれいで暮らしやすいお部屋であれば、気持ちが楽になって暮らしにも余裕が出てきますよね。毎日のイライラはないのが一番ですから」


<身支度ロッカーの作り方がもっと知りたい方へ>

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ママやパパも環境の一部

内山さん:
「子どもが片付けられないのは、すべて環境が整っていないことが大きな原因なんです。

先ほど、『ママやパパも環境という名の先生』とお話しましたが、 ママやパパが片づけができていないのに、子どもに『片づけしなさい!』と言っても、子どもからしたら『ママもパパもやってないのに、なんで自分だけ…』と思いますよね。

パパが服を床に脱ぎ捨てていたり、ママが洗濯物をソファーの上に置きっぱなしにしてそこから服を着てる環境だと、子どもが服を畳んで引き出しに収納したり、脱いだ服を洗濯カゴに入れたりできるようにはなりませんよね。

だからこそ、まずは親であるママとパパが『先生』としてお手本となるよう、片付けられるようになることが重要なんです」

一度ルール設定したらキープできる

編集部八木:
「お手本となれるよう、親としてきちんとしようとは思うのですが、たまに『昨日は良いと言ったのに、翌日にはダメ』と日によって違うことを言っているなんてことがあるんです。自分の中ではちゃんと一貫した理由があったりするのですが…」

内山さん:
「それは、ママやパパですり合わせた明確なルールが定まっていないことと、家族みんなにルールが共有されていないことが原因ですね。

ただ、ルールを決めるときによくやりがちなのが、ママやパパが勝手にルールを作って『こうしてって言ったじゃない!』『これが良いと思うからそうして』と押しつけたり、その場その場で思いついたルールを追加・変更してしまうことです。

仕事でもダメ上司に似たようなことをされて困った方も多いのではないでしょうか。

家族全員が納得して、続けていけるルールを設定してくださいね」

編集部八木:
「子育て中だと入園や入学、習い事の追加、服のサイズも変わってきますよね。そういった時、片付け方を変えたいと思うのですが、ルールも変更しないといけませんか?」

内山さん:
「そうですね、一度決めたルールでも『このしまい方だともう服が入りきらないな』とか『勉強机はどこに置こうか』など、子どもの成長やライフスタイルが変化すると、現状のルールでは片付けしにくい場合もありますね。そんな時はルールの見直しをしましょう

一度決めたルールだからといって『○○って決めたんだからこれでいいの!』と見直さないままでは、片付けしにくい環境を押し付けていることになります。

実際、見直し自体もそこまで難しいものではないんですよ。
最初にしっかりとルールが決まっているので、それをもとに変化した部分に合うように設定していけます。

そうやって、ルールを決めて環境を整えた後も、暮らしに変化があったときには見直しをすることで、使いやすい状態がずっとキープできるんです。

はじめはちょっと大変だけど、自分でできる収納の仕組みを作っちゃえば子どもたちだけじゃなく、ママやパパも楽になるんです。

もちろん最初は家族もなかなかルールを守ってくれない、という時もあるかもしれません。ですが、できないことを無理にやらせようとしても、できるようにはならない、とそこで家族にとって『続けやすいルール』を見つけていくのを楽しんでみてくださいね。

ずっと続けていけるルールなら、いずれは『ルールだからやらなくちゃ』ではなく自然と片付けが上手になり、キレイで暮らしやすいお部屋をキープしていけます。

毎日イライラしたり、どうしようと考えたりしていたのがなくなるので、気持ちも楽になりますよ」



最初は大変ですが、家族みんながやりやすいルールを決めて、子どもが自分で身支度しやすい、片付けしやすい環境を整えてしまえば、イライラせずに気持ちが楽になるんですね。

さっそく実践していきます!


▼今回お話を聞いたマイスターさん

内山ミエさん/ヒバリ舎

<ライフスタイルデザイナー>

ワンオペ育児と家事で体調を崩したことをきっかけに、整理収納アドバイザーとして2014年から活動を開始。

その方それぞれのライフスタイルに合った、機能性と”気取らない美しさ”を提案している。

ママニューとのコラボメニューを掲載中です♡


もくじ

第1話(6月12日)
おもちゃが散らかりにくい部屋づくり。


第2話(6月28日)
子どもが自分でお着替えをしたくなる部屋。


第3話(7月16日)
プリントや子どもの作品の山をストレスフリーに片付ける。


第4話(8月21日)
家族も使いやすい収納で、自分も料理と食材管理が楽になるキッチンづくり。


第5話(9月5日)
使っていない食器類とお別れして、おしゃれで使いやすい食器棚に。


第6話(9月25日)
片付けしやすく、いつでも居心地の良いリビングづくり。

整理収納といってもご家庭によって方法は千差万別です。
「うちではどうするといいのだろう」と気になった方は、片付けのプロに相談してみると、悩んでいたことがあっという間に解決することもあります。
1度試してみてもいいですね。

プロへの依頼を悩んでいる方へ

ママニューでは、整理収納アドバイザー作り置き代行出張撮影カメラマンなど、素敵なマイスターさんたちをご紹介しています。

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