息子はヨチヨチ歩きのころからサッカーが大好き。休日にはボールを持ってパパと公園に行き、汗だくになるまでボールを蹴って帰ってきます。

年長さんになった今では、地元のサッカースクールに入って、同年代の子どもたちとわちゃわちゃと楽しんでいます。

サッカーは好きなのですが、なんというか、試合となるとボールに触ったことはありません。本人的には「走るのは好きじゃない」って。

そんな息子が走るのが好きになり、サッカーの試合でも積極的に先頭を走るようになるまで、親子でやってみたことをお話しします。

プロに聞いてみたらいいじゃない?

ある日、息子がサッカースクールから泣きながら帰ってきたんです。

「ボールに触れなくて、ぐやしい!!」

背中をふるわせて泣く姿に、抱きしめる以外に何もしてあげられませんでした。

息子の走りは確かにボテボテしてて、周りの子と比べても足が遅いかな?と思っていました。ボールもすぐに取られてしまいます。

実は私は自他共に認める運動オンチです。かけっこはいつもビリで、唯一できる運動は自転車に乗ることくらい。きっと私の運動オンチが遺伝しちゃったんだ…。

とはいえ、できるだけ親として子どもが悔しいと涙する姿は見たくありません。

運動が得意なパパに相談してみると、
「足が速くなるコツはわからないけど、ゴルフがうまくいかないときは、練習場でレッスンをお願いしてるよ。ワンコインで15分くらいだけど、ちょっとしたアドバイスですごく改善されるよ」とのこと。

パパはひとりで練習しててもダメだなと思ったら、すぐにレッスンプロに教わるんですって。肩の使い方とか、フォームとか、専門家じゃないとわからないこともあるから、自己流でやるより、ちょっとでもレッスンを受けたほうが上手くなったそうです。

「運動の家庭教師」を呼んでみた

そういわれてみると、一流のアスリートにだって、教えてくれる人がいなければ良いパフォーマンスはできません。

プロに「教わる」という考え方に、なるほどと納得した私は、さっそく子ども向けに「走り方」を教えてくれる人はいるか探してみることにしました。

調べてみると「かけっこ教室」や「運動の家庭教師」といったプロがいることがわかり詳しく見てみることに。

子どもの「かけっこ速くなりたい」「なわとび、鉄棒じょうずになりたい」を叶えてくれる。

音楽や英語などのよくある習い事のように、集団レッスンもあれば、マンツーマンレッスンもあるようです。

たまたま見つけた方は、レッスンを受ける場所は自宅近くの公園でもOKということだったので、移動の負担もなく気軽にできそうです。

さっそく息子に「かけっこの先生に教わってみない?」と聞いてみると、「やってみたい」とのことだったので、マンツーマンレッスンを受けてみることにしました。

そして、レッスン当日。息子は朝からソワソワと落ち着かない様子でした。予約の時間より10分ほど前に着いた私たちの前には、ストレッチ中のコーチの後ろ姿が。

「今日はよろしくお願いします」

コーチが挨拶するも、息子は私の後ろに隠れてしましました。

「恥ずかしいのかな」なんて思っていると、コーチがしゃがんで息子と目線を同じにし、

「今日はお母さんに『かっこいい走り』を見せようね」

と、さわやかな笑顔を向けました。
「かっこいい走り…」と、息子は少し興味を持ったようです。

そして私が見守る中、レッスンが始まりました。

はじめてのレッスンでも大きな効果があった

息子がちょっと休憩をしている間に、コーチが話してくれたのですが、年長さんくらいの年齢で、正しい走り方ができている子はいないのだそうです。

そのため、このタイミングで、たった1回でもかけっこ教室に通うだけで、速く走れるようになれるということでした。ちょっとした指導でみるみる結果を伸ばせる競技が ”かけっこ” なんだそうですよ。

私はずっと、足の速い遅いは体の大きさとか、生まれつきの特性で決まっていると思い込んでいました。遺伝のせいでもないそうです。

そんな不安な気持ちが親子ともに顔に出ていたのか、コーチはしきりに「いまから伸びるから大丈夫」と背中を押してくれました。

その言葉は本当に嬉しく、これまで不安で真っ暗だった心がぱあっと明るくなるようでした。コーチに頼んで本当に良かった。

子どもの自信につながった

レッスンが始まってものの数十分で、コーチの言った通り「かっこいい走り方」になったのが、私の目にもわかったほどです。

「ママ、今の見た!? 僕めっちゃかっこよかったでしょ!」

息子からまさかの自慢が飛び出し、私もコーチもにこやかにイイネ!素敵!と自然と声をかけていました。

このかけっこ教室以来、息子は自信をもってサッカーに打ち込むようになりました。

5歳~6歳の年長チームのサッカーは、まだまだポジション通りの動きをするというよりも、ボールのあるところにみんなが集まってくるような微笑ましいものではありますが、それでも、集団を抜け出して、先頭を走ってパスをもらおうとするようになりました。

「〇〇くんは足が速い」とか「〇〇くんは運動神経が良い」とかママ友の会話でよく出る話題ですが、周りの子とくらべたり、勝たせようとしたりするのは、絶対NGにしています。

「もっとがんばりなさい」とプレッシャーをかけるのではなく、「楽しんでおいで」というのが我が家のスタンス。楽しむための工夫なら、いくらでもできますね。

子どもの「かけっこ速くなりたい」「なわとび、鉄棒じょうずになりたい」を叶えてくれる。